休職までの流れ ①心療内科に行く

こんにちは。

いづかです。

 

今「勤務時間を意識し、13:00~17:30の間、ネタをひねり出してブログを書きまくる」ことに挑戦中です。

しばらく記事の連投が続くかと思いますが、ご容赦ください。

 

さて、まずは休職までの流れについて、少しずつ振り返ってみたいと思います。

 

心療内科に行く

心療内科で診察をしてもらい、休職する旨を記した「診断書」を書いてもらうのが、休職への第一歩となります。*1

私の場合は、両親に半ば連行されるような形で心療内科に足を運びました。

病院にかかるよう両親から何度も勧められていながら、自ら心療内科に足を運ばなかった私には、以下の理由がありました。

 

1. 心療内科に行くために仕事を休むことができない

2. 心療内科にあまりいいイメージがない

 

1. 心療内科に行くために仕事を休むことができない

仕事を溜めに溜めまくっていた私に、「有休を使って仕事を休む」という選択肢はありませんでした。

休めばその分仕事が溜まる。休むことで、さらに自分を追い詰めることとなるからです。

「じゃあ土日に行けばいいじゃん」と思われる方もいらっしゃると思いますが、平日にエネルギーを消費しきった私には、土日に外出する力はありませんでした。

 

しかし両親が、平日も22:00まで診察してもらえる、勤務先の隣の県にある心療内科を見つけてくれました。

「この日21:00に病院予約したから」と事前に母から言われていた私は、仕事をどうにか定時で上がり、電車で一時間近く揺られて病院に向かいました。

 

もし「病院に行きたいけど、土日は潰したくないし、会社を休むこともできない。でも近所にある病院は閉まるの早いし、どうしよう」と思っている方がいらっしゃったら、少し病院を探す範囲を調べてみてください。

隣接する都道府県に、夜遅くまで診察してもらえる病院があるかもしれません。

遠い心療内科に行く際には、時間と交通費が負担になってしまうと思いますが、その分のリターンは十分ある、と私は考えています。

 

 

2. 心療内科にあまりいいイメージがない

それまでメンタルに関わることで大きく悩んだことがなかった私にとって、「心療内科」は未知の世界でした。

待合室は殺伐とした空気なのだろうか、先生は怖いのだろうか、「甘えたこと言ってんじゃない」と怒られて追い出されるんじゃなかろうか、副作用の酷い薬を処方されるのだろうか……

いろんなことに怯えながら病院のドアを開けましたが、上記の不安は診察後には完全に消えていました。

 

  • 待合室の空気

   待合室はかなり混んでいます。

   時間帯関係なく、常に患者さんがたくさんいらっしゃいます。

   受付のお姉さんはとても優しく、私がモタモタ保険証を探しているときも暖かく

   見守ってくださいました。

   あとはソファに座って、問診票を書き、診察室に呼ばれるのを待つだけです。

   テレビや本、雑誌が置いてあったりするので、暇つぶしもできます。

   他の患者さんの目は、私は気になりませんでした。

   逆に、「ある種ここにいる皆さんはみんな仲間なんだ、私は一人じゃないん

   だ」、と思うことができました。

 

   男性の先生でしたが、とても穏やかで優しい方でした。

   仕事のここがつらい、自分にこんな異変が起きている、など、

   とにかくつらつらとお話ししましたが、

   最後まで黙って聞いてくれました。

   そして、先生から、「診断書書きますね、これ以上無理をしたらもう元に戻

   れませんよ」とあっさり言われました。

   当時は「会社に迷惑かけるから休職なんて絶対無理」と思っていましたが、

   「嫌な職場のため自分を犠牲にする必要なんてない」という、

   病院の先生と両親の言葉に甘えて、「休職」を受け入れました。

   会社側でなく、自分側に立ってくれる人の意見を冷静に取り入れることが、

   自分を守ることにつながります。

   ただ、いざ先生に病状を話すとなると、緊張してパニックになってしまうことが

   あるかもしれません。

   病状が正しく伝わらない限り、適切な診察が受けられない可能性があります。

   そのためにも、できれば病状や職場環境等についてまとめたメモを用意すること

   をお勧めします。

 

   「薬の副作用がすごく怖い」と先生にお伝えしたところ、

   「半夏厚朴湯」という漢方を処方してくださいました。

   精神的な不安から、胃痛、動悸、吐き気などの身体症状が出ている人に処方され

   る漢方薬だそうです。

   また、抗不安剤メイラックス錠 1㎎」を半分に割ったものも出していただきま

   した。

   今は「半夏厚朴湯」のみ使用していますが、

   「半夏厚朴湯」も、「メイラックス錠 1㎎」も、副作用なく使用できました。

   大体どの心療内科でも、「副作用が心配」といえば、

   漢方のような軽めのお薬から始めてもらえるようです。

   不安があればしっかり伝えて、安心して飲めるお薬を処方してもらいましょう。

 

 

一言で言いますと、「心療内科も怖くない」、です。

精神的な不安を抱えた方が来院している分、先生や看護師さんも優しく穏やかに接してくださいます。

たとえ会社で孤独であったとしても、会社から一歩出れば、自分の味方になってくれる方がたくさんいます。

伝えておきたいことがあればはっきりと伝えましょう。

病院はそれに応じて適切な対応をしてくださるはずです。

 

 

心療内科に行く」というはじめの一歩を踏み出すには、とても勇気がいると思います。

ですが、それによって未来が切り開ける可能性があります。

心療内科に行く」ことは「逃げ」ではありません。

私は自ら心療内科に足を運ぶことができなかった人間ですが、自ら勇気を振り絞って心療内科に行った方、あるいは行こうと思っている方を心から尊敬します。

 

私が先生から言われたように、もう戻れなくなってしまう前に、どうか一歩踏み出してほしいです。

 

 

最後に。心療内科は、通常予約をとるのがかなり困難です。

良さそうだな、と思うところがあれば、なるべく早めに予約の連絡を入れていただくことをお勧めします。

予約があまりにすんなりとれる心療内科=あまりよくないところ、です……

 

 

 

 

   

 

 

*1:診断書を書いてもらうには別途お金が必要です。私は3,000円ほど支払ったと思います。