休職中にやるべき諸手続き ①傷病手当金の申請
こんにちは。
いづかです。
2つの記事にわたり、私の休職までの流れを書きました。
次に、「休職中にやるべき諸手続き」を紹介したいと思います。
休職期間=療養に専念する期間
なのは当然ですが、
生活のためにいくつかやるべきこともあります。
どれもそんなに煩雑なものではありません。
頑張ってやっていきましょう。
①傷病手当金の申請
私の会社は、休職期間に入ったタイミングで、給与が完全に不支給になります(大きい会社になると休職中もしばらく給与が全額支払われるようですが)。
そこで、休職中の生活資金として利用できるのが、「傷病手当金」です。
この「傷病手当金」は、健康保険に基づき、全国健康保険協会から給付されます。
詳しい制度や給付条件に関しては、以下の全国健康保険協会公式HPをご参考いただければと思います。
病気やケガで会社を休んだとき | 健康保険ガイド | 全国健康保険協会
傷病手当金をもらうには、「傷病手当金支給申請書」を記入、提出する必要があります。
申請書記入~給付まで、簡単に流れを紹介します。
1. 傷病手当金支給申請書の1,2ページ目、「被保険者記入用」を記入
私の場合、傷病手当金支給申請書の紙が会社のほうから送られてきました。
全国健康保険協会HPより、印刷することも可能です。
記入方法に不安がある場合、最寄りの全国健康保険協会に電話で問い合わせたり、
窓口で質問したりすると、親切に教えてもらえます。
2. 傷病手当金支給申請書の4ページ目、「療養担当者記入用」に、かかりつけの心療内科の先生に診察と一緒に記入をお願いする
傷病手当金は事後申請です。
つまり、過去の期間分しか申請できません。
ですので、例えば4/15までの分の傷病手当金が欲しいなら、
4/15より後の日付に、病院に行って記入をしてもらう必要があります。
また、その場での申請書の記入は断られ、
数日後に取りに来るように言われることもあります。
以上のことも頭に入れて、心療内科の予約日を決めることをお勧めします。
3. 1.、2.が完了したものを会社の総務関係担当部署に提出し、
傷病手当金支給申請書の3ページ目、「事業主記入用」に記入してもらう
会社には郵送で提出しましたが、問題なく受け取ってもらえました。
4. 会社から、全国健康保険協会宛に申請書を提出する
5. 全国健康保険協会が、傷病手当金支給申請書をもとに、支給・不支給を審査
6. 審査終了後、全国健康保険協会から、被保険者宛に直接、「(不)支給決定通知書」が送付される
傷病手当金支給申請書の「被保険者情報」の欄に書いた住所宛に送付されます。
支給決定の場合、支給額もこの書類に書かれています。
支給額は大体給与の2/3程度の金額です。
7. 支給される場合、傷病手当金支給申請書に記入した口座に手当金が振り込まれる
私の場合、会社に申請書を提出してから1か月ほどで振り込まれました。
振り込みの時期に関しては、正直会社がいつ手続きに取り掛かってくれるかで、
大きな差が出てくると思います。
もし心配なら遠慮なく進捗を問い合わせてみることをお勧めします。
こちらがどんなに早く書類を準備しても、会社で手続きが止まっていれば元も子も
ないですしね。
「書類書かないといけないのか、面倒だな」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、被保険者側(=私たち)の記入欄は非常に簡潔です。
病院に行き、申請書記入をお願いするタイミングだけはよく考えたほうがいいかなと思います。
そうしないと支給が大幅に遅れることになりますので……
支給されるのは給与の2/3程度と、決して高額ではありません。
しかし、まったく収入がなくなってしまう人にとってはかなりありがたい制度です。
「休職したらお金が入ってこなくなる。だから休むなんて無理だ」、とお考えの方、
このような制度もあるということを頭に入れたうえでもう一度休職についてじっくり検討いただければと思います。